イエスマン映画感想
ぬるま湯に浸っていた大学院生活と思いきや卒業間際にいきなり警察に家宅捜索されてパソコンを
持っていかれるわ。入った会社の給料が5月の末まで支払われなかったわ。教育係の機嫌を損ねたからか
2月も放置プレイを喰らうわITで全然わからないのに誰も指導してくれないわで新卒生活なかなか苦労してます。
こんな時は何か面白い映画でも見るしかない……社会の荒波に揉まれて辛い……どうせならおっぱい揉みたいそんな僕が見て面白くて笑えるような……そんな映画はないのかと探したらありました。
イエスマンです。
イエスマン “YES”は人生のパスワード 特別版 [DVD] -
あらすじ: 仕事でもプライベートでも「ノー」を連発し、親友の婚約パーティーまですっぽかしてしまう後ろ向き男カール(ジム・キャリー)。生き方を変えようと決心した彼は、いつどんなときも「イエス」と言うルールを自分に課す。その結果、偶然知り合ったアリソン(ゾーイ・デシャネル)から好意を持たれるなど、運気を上げていくカールだったが……。yahoo映画参照
人生にノーを言うと死んだも同然だ。
昔の知り合いに強引に誘われていったセミナーでそこの教祖に言われた言葉で、主人公のカールは
確かに今までの自分はノーばかり言うゴミクズでつまらん人生を送っていたなと思い。
何についてもYESを言うようになったら何故か人生好転して、可愛い女の子と付き合うことになって
出世はするはもううはうはというサクセスストーリーとなってこれ自体一首の洗脳映画なのじゃないか
と思ってしまいました。
ただ、もちろん何事もYESと言っちゃうにはそれを引き受けないといけない面倒さもあって、作中のカールも
よく分からないイラン人と結婚しようととしたら偽装結婚扱いされてテロリスト扱いされたり、
隣の家に住んでるもう本当おばあちゃんといって良いのに色ボケしたババアにフェラチオされたり、
作中で知り合ったアリソンからはただYESって言っただけで私の気持ちなんて本当はどうでもいいんでしょと
振られそうになるなどハプニングも起きます。
一応これらが最後はうまいこと誤解が溶けてハッピーエンドっぽくなるけど、これを見て人生においてこれまではっきりとYESを言えたのかと自分の人生を振り返るとはっきりとYESと言えなかったというか、むしろ曖昧な答えを出そうとして両方失敗ばかりしてきたような気がします。
ですが、作中のカールがなぜYESを言えるようになったかというと、これまでの自分を変えたいという思い。そして信仰というものがあったからではないかと考えます。
今の自分に不満がある人ってのはやはり自分に自信が持てないわけです。自信がモテないから何をしても失敗しそうとか気になる子がいても彼氏いてすっこんバッコンしてるんだろうなと思って声をかけずに、グーグルマップでその子の住んでる家を見て満足するだけという経験結構あると思います。
人はろくでもない自分というのを変えたいとは思っているんですけど、目の前にあるリスクのことを考えるとそう簡単にYESとは言えない。でも作中のカールはそれを宗教のおかげでいいことがあった。だから自分は大丈夫と思いYESの連続です。もうデリヘルを頼んでどんなブスが来てもYESと言っちゃいそうなポジティブ思考。
これを見ると特別カールの環境が変わったわけではなく、ただ彼自身が訪れてくる状況をポジティブに捉えようとした結果が大きいんじゃないかなと。そして現実も意外とそんなとこがありそうな気がします。
もちろんこれは映画、映画ですのでYESYES言ってても彼女は出来ないですし、仕事がバリバリ出来て出世するとかもないでしょうけど、これから訪れる日常をつまらないなあと思う人は一度何にでもYESと言ってみたらいいかもですね。
それでは社畜となったので今日は寝ます。最近眠剤を飲みながら寝てるので次の日何書いてんだこいつとなる文章になってるかもしれませんが、これも一首のYES精神ということで。
明日もいい朝を迎えましょう