30歳社畜4年目の自己実現

文系の大学院を卒業してIT業界に入りました。それで最近会社辞めたのでブログも移転しました。就活、IT、ダイエット、読書などいろいろなことを呟きます

インセプション感想

あなたは夢を持ってますか(はちきれんばかりの笑顔で)? さてどうもこの3連休特に用事がなく家で死んだように過ごしてたひろ氏です。 この3連休したことは鳥のハム肉作りと部屋の掃除という充実した連休を過ごしました。 その中で映画を見たんですよ。何かって?そうインセプションです。 インセプション Blu-ray & DVDセット (初回限定生産) / レオナルド・ディカプリオ, 渡辺謙, ジョセフ・ゴードン=レヴィット, マリオン・コティヤール, エレン・ペイジ (出演); クリストファー・ノーラン (監督) あらすじ 主人公のドム・コブは、人の夢(潜在意識)に入り込むことでアイディアを“盗み取る”特殊な企業スパイ。そんな彼に、強大な権力を持つ大企業のトップのサイトーが仕事を依頼してきた。依頼内容はライバル会社の解体と、それを社長の息子ロバートにさせるようアイディアを“植え付ける”こと(インセプション)だった。極めて困難かつ危険な内容に一度は断るものの、妻モル殺害の容疑をかけられ子供に会えずにいるコブは、犯罪歴の抹消を条件に仕事を引き受けた。 古くからコブと共に仕事をしてきた相棒のアーサー、夢の世界を構築する「設計士」のアリアドネ、他人になりすましターゲットの思考を誘導する「偽装師」のイームス、夢の世界を安定させる鎮静剤を作る「調合師」のユスフ、そしてサイトーを加えた6人で作戦を決行。首尾よくロバートの夢の中に潜入したコブ達だったが、直後に手練の兵士たちによって襲撃を受けてしまう。これはロバートが企業スパイに備えて潜在意識の防護訓練を受けており、護衛部隊を夢の中に投影させていた為であった。インセプション成功の為に更に深い階層の夢へと侵入していくコブたち。次々と襲い来るロバートの護衛部隊に加え、コブの罪悪感から生み出されたモルまでもが妨害を始めた。さらに曖昧になる夢と現実の狭間、迫り来るタイムリミット、果たしてインセプションは成功するのか(ウィキペディア大先生参照) あらすじをもろウィキペディアから参照しましたが、まず見て思ったのはこれマトリックスじゃね?ってとこでした。 ウィキペディアを見ると構想10年とありマトリックス放映は1999年、インセプション放映は2010年だから あ、なるほどと思ってしまいました。 インセプションマトリックスググると結構検索結果が出るのでみんな思ってることは同じなのかなと。 さて肝心の内容ですが、人の深層心理に入りアイデアを盗めるドム・コブが渡辺謙の夢を盗もうとしたら 何故か逆にスカウトされて仕事を頼まれるという状況に、だが、コブにはトラウマがあり自分の妻を死なせた と思い込んだ罪悪感から相手の夢に入るたびに自分の妻が出てきて足を引っ張るという公私混同も甚だしいですが、ターゲットにおやじの会社を潰させる深層心理を植え付けるという仕事と自分自身のトラウマと戦うというのが主に作品のテーマになってます。 o0300024012591873919.jpg両方やらないといけなくて大変なブチャラティさん(作品とは関係ありません) 夢の中に入れるドムコブたちですがただ一つの夢に入るだけでは、相手にあまり効果がないため夢の中の夢に入らなといけないという、ある意味夢オチの夢オチという作品作りには禁断のテクニックを用いてたためそこをどう話に絡めていくかドキドキしながら見ていました。 東京大学物語 (1-34巻 全巻)夢オチといえばこれ 何故物語に夢オチがダメかというと、今まで築き上げてきた物語や他人との関係が。は!夢だったと全てぶん投げて終わるという思わずこれにかけた時間と金を返せ!となる可能性が非常に高いからです。 ですが、インセプションに関してはそうならないように作品作りを心がけたおかげか単なる夢オチに終わらない内容だったんじゃないかと僕は思いました。 夢の中で死んでもどうせリアルは生きてるんでしょ?とならないように緊張感を持たせるためか、夢で死ぬと虚無という状態に陥る可能性があるという設定もついてて小憎い。 ただ夢という設定の割にあまり理不尽な内容が出てこずリアルと錯覚することをメインなのか、あまり他人の夢の話を聞かされるような不条理感がなく、思わずもっと夢もてよ!とつっこみたくなりました。舞台の設定も和洋折衷風な舞台は良かったんですが、だんだんそこらの街で撮った内容になっていて、最後は雪山で戦うという夢だから何でも出来るはずなのにそれを生かせてないのが少しもったいなかったなと思いました。 そして主人公のコブと妻モルの関係ですが、夢の設計士アリアドネが入ることで関係を少しかき乱すイレギュラーとなりました。普通の映画ならアリアドネと主人公コブがくっついて過去に囚われるのはやめた。俺は未来に生きるみたいな内容になるのかなと思ったら、アリアドネはあくまでも主人公コブの世界に踏み入って変えようとはせずにアドバイスをするだけの存在に。 主人公のコブは妻のモルが出てきて、仕事の邪魔するんだよと大事な話を一緒にチームを組んだメンバーに言わず、他の奴らからしたらたまったもんじゃないと思うはずですがあくまでも自分の問題ですので他人に話して解決しようとはしなかったのかもしれないですね。 ただ、良かったのは愛とは何かということを一生一緒にいるという、三木道三みたいなセリフがあったんですがこれはどっちかが死んだらお互い死んで一緒にいようという、愛のネガティブなイメージを描けたのが僕的にはよろしいんじゃないかと思いました。 愛と憎悪は表裏一面。いつどっちに陥ってもおかしくないというのは最近の三鷹の女子高生殺人事件を見てもよくわかるものです。 このように全体的には高評価なんですが(僕の中で)ただ気になる点を上げると主人公の内面を描きすぎてほかのやつは何を考えていたのかということと、夢の中の夢の中の夢の中という三重奏な構造なのでやや話が難解で眠い時に見たらえ?これどっちの世界だっけ?ってなるだろうなと思いました。 でも、ネットのほかの評価を軽く調べてみたらみなさん概ね好評化でやはり見てる人はちゃんと見てるんだなと。 というわけでインセプション感想は以上です。 俺も死んでしまえば実は現実に戻れるのではないかという疑問を抱きつつもまたお会いしましょう